九州北部豪雨を通して③

『水田の防災的機能と農業経営、そして学びの場としての価値の付加』

この水田は農業経営といった視点と共に、学校教育での稲作体験や市民大学の環境保全と稲作講座といった学びの場としての価値を付加させる事が出来ないかと考えています。
農業人口の減少は後継がいない事です。通常の農業経営では採算が合わない為、後継者は育っていません。

水田の教育的機能と環境保全機能、そして防災機能に対し市が価値を認め適切な支援を行う。経営を支援し、豪雨等の災害時には市民を守る遊水池の機能も持たせる。また、収穫したお米は学校給食や市民食堂といった場で提供する。環境保全と有機農法を基本とする稲作とし、収入は農業者へ、各機能的な価値に対する評価を踏まえて経営のリスクを保証する。農業・環境保全・教育・防災これを融合させた新たな農業システムの実現は難しいでしょうか。

本来、農業生産と生活は近くに在るべきだと自分は考えています。私たちの命が食べ物に支えられている以上、敢えて基本となる稲作こそ身近にあって欲しいと思います。

旬の野菜や魚・果物も同様です。船橋市にはこれが出来る環境が整っています。これが都市型農業の在るべき姿、都市型稲作農業のあるべき姿だと自分は考えています。
水田にヘイケボタルが飛び、自然環境の豊かさや、お米の実りの喜びを感じながら遊歩道を散歩する。畑で実った旬の枝豆に舌鼓を打ち、取れたてのトゲが痛いきゅうりを食べられる幸せこそ心豊かな時間であると考えます。

水田は巨大な遊水池でもあり、雨水を地下に戻す最高の機関でも有ります。水田は多くの生き物を育み、清らかな地下水は再び私たちの生活に潤いをもたらします。
自然に逆らわず、上手く受け止めながら効果的に生かせるよう工夫する。こんな視点で街づくりが出来たら幸せですね。

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