私達の生活と高まる緊張①(全4回)

8月29日早朝6時58分、北朝鮮は日本の北海道襟裳岬上空を通過する中距離ミサイルを発射しました。

米朝の核による恫喝の応酬の最中でもあり、我が国に激震が走りました。
上空を通過する恐れのある周辺地域ではJアラートが鳴り、携帯電話から緊急警戒速報が流れました。しかし身近に丈夫な建物も地下室も無い普通の暮らしの中では積極的に身を守る術はみんな持ち合わせていませんでした。

また昨日にはこの段階で水爆実験を行い、これを核弾頭を搭載できる小型化にも成功したとして、米国を激しく恫喝しています。
中距離ミサイルと大陸弾道弾ミサイルの発射実験を繰り返し、益々エスカレートする北朝鮮の行動は、世界中から非難されていますが、話し合いでは解決できない状況にあると、大部分の国々は受け止めています。

金正恩はリビアやイラクが核を放棄した事で政権が崩壊させられ命を奪われた事を学習していますので、絶対に核を放棄しないでしょう。行き着く先は北朝鮮への武力行使か、北朝鮮の核保有を認めるかの二つに一つしかない無いと言われています。
しかし、そのどちらにしても、我が国が極めて厳しい状況に陥ることは疑いの余地がありません。

グアム島周辺に向けてミサイルが発射された場合、米国は限定的にせよ武力行使に踏み切るでしょう。
北朝鮮への武力行使が行われた場合、戦力の違いは決定的ですが、断末魔の北朝鮮が、所有する核や、侵入させてある工作員を使って、その最前線基地である我が国の主要都市や原発、基地に総攻撃を加え国内を大混乱に陥らせ、戦意喪失を図ろうとするでしょう。

また、今回の状況を見過ごし、核ミサイルの保有を認めたら、東アジアのみならず世界の平和が大きく脅かされる事も明白です。
どちらにしてキューバ危機以上の臨戦態勢という極めて厳しい状況が現在起こっているという事実を私達は受け止めなければなりません。