私達の生活と高まる緊張②(全4回)


残念ながら、我が国の安全保障は米国との同盟関係でしか実現できません。
そして我が国の武力行使の新三要件を満たす状況は目の前に迫っています。米国も総攻撃を望んでいる訳ではありませんが、現状をこれ以上見過ごす事は出来ないという状況にあるのは事実です。

とにかく今出来ることは、世界中の国々がこれ以上の北朝鮮の平和を脅かす行動を許さないというスタンスを持ち、話し合いの窓口は残しながらも、あまり刺激を与えないようにしながら、迎撃態勢を固め、貿易等を遮断し資金源を断ち、物理的に活動や研究開発を出来なくする以外に打つ手は無いのかも知れません。

ただし話し合いによる解決にしても、俺は核を持つが、お前の持つ事は許さないと言う論理は、決して受け入れないでしょう。
だからこそ、武力を用いて絶対に他国を侵略してはならないと言う事、核を使えば世界は存続できなくなると言う事を再度世界各国が共有化し、世界全体で本気で核廃絶を目指すという方針を表明する事が出来るかどうかにかかっているのかも知れません。

第二次大戦後、世界は国際連合憲章に基づき平和を維持する為の国連軍を組織して対応に当たる仕組みを作りましたが、核の開発競争と米ソの冷戦に伴う五大国の不一致により実現せず、米国を中心とする多国籍軍の平和維持活動部隊PKOがこれに代わる働きを担っているのが現在の状況です。
一応、国連事務総長の指揮のもとにこれが行われているので国連軍としての機能は果たしていますが、強大国のアメリカの国連軍では結局、国同士の戦いとなり世界の平和とを維持する本当の意味での武力とは言えません。