日韓の友好の未来

近くて遠い国『韓国』。

フェリーでも行けて、古代から大陸の文化と人的交流の窓口であった大切な隣国『韓国 』。

しかし隣国であるがゆえに時として大きな軋轢を生じさせた事も事実です。秀吉による朝鮮出兵、先の日韓併合、特に西欧列強国の世界進出とロシアの南下を前に、自国の主権を守るための戦いを余儀なくされた近代において、大陸の東岸に半島として位置し、我が国の背後に位置する韓国は、我が国の存続をも左右する極めて重要な国でした。

そして大戦後には米ソの対立が朝鮮戦争やベトナム戦争を生じさせ、アメリカや日本の同盟国として西側諸国の最前線国として現在も北朝鮮と臨戦態勢にある国が韓国です。地政学的に重要な位置にある故に大国に翻弄され続けて来た苦しみは、私達の想像を超えるものだと思います。

1965(昭和45)年に我が国と韓国との間で結ばれた『日韓基本条約』と付属協定は、過去を清算し日韓両国の友好の未来と両国の発展を目指そうとするものでした。この条約締結による国交正常化に伴い日本が行った経済援助は、約11億ドルで、これは韓国の国家予算の約3年分に当たるものです。

これがその後の韓国の大きな経済発展に繋がったと言われています。

ただこの補償の清算や巨額の資金供与の事実を韓国政府は十分国民に知らせず、補償にもうまく使わなかった事もあり、大きなわだかまりが存在したまま現在に至っている事も事実です。

しかし、どうであれ国家間での約束である条約締結を尊重出来ない国は国際社会で評価されません。
出来るだけ事実確認をした上で、非人道的な行為は誰もが許されないものとして捉え、補償の手を差し伸べると共に、それを再び世界で繰り返すことのないよう力を合わせる事が大切であると考えます。

人には知恵がありますが完全ではありません。むしろ知恵があるゆえに大きな過ちを犯してしまう事もあります。だからこそ自らを省みて、より良い生き方ができるよう努力出来る事が人間の偉大さであると思います。

ピョンチャンの小平選手とイ サンファ選手の姿は、両国国民に感動の涙を誘いました。リスペクトの大切さを共有できた素晴らしい時間でした。

日韓がお互いをリスペクトし合える日がきっと来ると思える一瞬でした。