二重川の草刈りをやっています。

我が家に近くを流れている二重川は小室の先で神崎川に合流する船橋市と鎌ケ谷市、白井市の境を流れている川です。

以前も紹介しましたが、自分が子供だった50年前はきれいな川で、魚を捕ったり泳いで遊んだ川でした。
それがいつしかドブ川になり、魚が消えた時代があり、今に再び水がにきれいになり魚達が戻って来ました。まだドブ川と思っている方も多いですが、毎日早朝散歩を楽しんでいる皆さんはきれいになって来ている事を知っています。

「でもこの時期は草の丈が伸びて川面が見えないのよね。カワセミも見られなくて寂しい」

こんな会話が良く聞かれます。そうなのです、この季節以外は、地域のボランティアの方や管理している県の方が草刈りをしているのですが、夏の時期は作業を休んでいるとの事、そこで無理をしない範囲で自分も草刈りをさせてもらう事にしました。涼しい5時半から7時位の時間帯です。幸い先週は少し涼しい日が続いたので比較的刈りやすかったのですが、さすがに朝から蒸し暑い日はたまりません。でも始めてみるとたくさんの方々から声をかけて頂き疲れも吹き飛びました。

また普段は休んでいるボランティアの方も来てくれて一緒に草刈りをしました。そして、たくさんお話しもしました。本当に、こんな皆さんが沢山いて、地域の豊か自然環境を守っている事がより深く理解できました。自分も少しは役に立てれば嬉しいと思いました。刈った水面から川の中でキラキラ光るの魚が見えます。見える事って良いですよね。

「もっと近くで見えたらもっと良いのにな。」そんな事を考えながら草刈りをやっています。

最近街がキレイになって来ているように感じます。

駅頭活動の開始は結構早いです。

大体5時半から6時ぐらいからですが、始める前にゴミを拾います。学校にいた時もそうですが、子供たちが学んだり遊んだりする場所にはゴミが落ちていてはいけないとの思いがあります。その場所を大切にしているとの思いと共に、危険な物がないか点検する必要があるからです。
退職後に市のために働こうと思い、現在に至っていますが、思いは何も変わっていません。

曜日によっては違いますが、船橋駅も津田沼駅も他の駅も、最近ひどくゴミが散乱しているという事がありません。
確かにビールの空き缶や、おつまみのカラ袋や宴の残骸、タバコの吸殻が散乱している時も有りますが、ひどい状態ではありません。

そしてきれいにしようとする人々も結構います。
ゴミ箱を処理する皆さんもそうですが、タバコの吸殻や路上のゴミを集める皆さん、自転車の管理をする合間に掃除をしている皆さん、地域でも早朝にグループで清掃活動をする皆さん、環境保全運動をしている皆さんも日にちを決めて大掛かりな清掃活動をしています。そしてサラリーマン風の方がほうきを持って掃いている姿も見ます。

船橋の街がこんな風にきれいになる事は本当に嬉しいです。沢山の市民の皆さんがこの街を大切にし、安全に幸せな思いで暮らす事ができるよう願っていると思えるからです。これこそが街づくりの最も大切な部分だと思います。

下の写真はゴミ一つない駅前の広場や、キレイにしている皆さんの姿を撮らせて貰ったものです。

今週は各地域の夏祭り本番です!


『船橋の魅力を更に磨き上げよう』との思いで、学校を卒業(定年退職)、新たな人生のスタートを切らせて貰ったことで、これまでの学校での仕事で、お世話になった学区の地域や地域の皆様への感謝と地域力をさらに高めるお手伝いをしようと、世話になった学区の夏祭りのお手伝いをさせていただくことにいたしました。
学校にいた時から、災害発生時の避難場所としての救援活動をいかにスムーズに進めるかと言った話し合いを続けて来た事もあり、地域の皆様とは少し顔馴染みではありましたが、ここでも最年少です。(笑)

今回、幾つかの地域の夏祭りを手伝わせて頂き様々な事を感じました。当たり前なことですが、行事は準備と後始末が勝負です。
これを通して地域が育ち人が育って来たのだと感じました。そして各地域があってこそ船橋が有るのだと言う事を心から実感しました。

今日は祭り最終日、神輿も担がせていただきました。平均年齢はやはり高く、働き盛りのお父さん達の参加は少なかったですが、二十歳前戯のちょっと元気な若者も参加していました。そしてこの若者達を見守る優しい眼差しが有りました。
神輿を一緒に担ぐと言う事にも深い学びがあります。担ぎ手の一人一人が、いかに心一つになれるかと言う事です。それが美しい動きであり、肩が痛くない動きなのです。これを目指し『セイヤ セイヤー』と思い切り声を出しました。肩は腫れましたが最高の気分でした。

今船橋には、昔から続く伝統的なお祭りと、各自治会や町会や地域ごとのお祭りが有ります。船橋は日本の高度成長期に人口が急増した街ですので、古くから船橋の地に住んで来た人達と、戦前も含め、新たにこの地に住み始めた人達が混在する街という特徴が有ります。

かつてこの街の課題は、この新旧住民をどうまとめるかに有りました。スポーツ健康都市宣言はこの打開策でした。高校野球やサッカー等を通て船橋の市民は一つになれました。

そしてこれからの課題は、文化の薫る街づくりです。祭りは歴史であり文化です。これをしっかり地域の歴史と繋げることができたら、祭りがもっと豊かで、格調高い物になるかもしれません。
また全く新たな歴史の始まりであってもいいと思います。それもみんな船橋の魅力に繋がると思います。そしてこれが自分が目指す『歴史を生かした街づくり』の一つです。

来年のお祭りが楽しみです。神輿にハマりそうです。(笑)

自然環境を生かした街づくり。ホタルを通して思う事。

残念ながら貴重なホタルを獲ってしまう人もいるので場所は書けませんが、船橋にはまだヘイケボタルの棲む自然環境が残っています。
ゲンジボタルは梅雨入り頃、ヘイケボタルは梅雨明けから盛夏にかけてのちょうどこの時期、淡い光を放ちながら可憐に飛ぶ姿が見られます。

かつてはこの船橋でも何処でも見られたボタルですが今は滅多に見られなくなりました。

ゲンジボタルが棲めるためにはきれいな水の流れとエサのカワニナが必要ですが、ヘイケボタルは、別名田んぼホタルと言って、水が流れていない止水域でも生息できるホタルです。
もちろん汚れた水ではダメですが、湧き水が溜まるような水辺が有り、カワニナが以外のヒメタニシやモノアライガイといった何処のでもいるタニシも食べるので、船橋にも生息できる場所がたくさん有ります。是非このような場所を整備しホタルが再生できるようにしたいですね。

また、街中でも水が循環やある程度環境が整えることができれば、ホタルが棲めるビオトープは十分可能だと思います。
実は我が家の庭にもホタルが棲める環境を整えたビオトープが有り、梅雨入り頃、可憐に光るホタルを見る事ができます。あまり手入れはしませんが、その方がホタルにとっては良いようです。何にもしていないのに、毎年姿を見る事ができるので、自然繁殖をしているようです。
環境さえ整えてあげられれば、生き物たちは自然繁殖できるのだと思います。一度壊してしまった環境を全て自然の力だけで元に戻すのは難しいですが、人の手で基本的な環境を整えてあげられれば、意外に簡単に生息できる環境が再生できるように思います。

日頃から見守ってあげられる場所作りも、豊かな自然環境を生かした街づくりには必要なのかも知れません。
例えば、住宅街にホタルやメダカの棲む小川を造ったり、高層マンションの一角にホタルが棲むビオトープを設けるといったアイディアも有りかと思います。大切なことは、生き物たちが共生できる環境がそばにあるという事、様々な生き物たちが環境といううまいバランスの中で生きているという姿を実感できる事だと思います。そして私たち人間もその一部であるということを考えたり感じたりする事だと思います。学校時代は、この事を子供たちに伝えたくて一緒に生き物を調べたり岩石調べなどをしていました。

上の動画は我が家のビオトープです。そしてもう一つ下の動画は、自分の退職(卒業)制作で学校にあった築山を活用して作ったビオトープです。地下水は確保できませんでしたが、炭による水質改善と濾過の循環システムになっています。流れの先にはホタルドームが有ります。カワニナは順調に増えています、子供たちに早くホタルが飛ぶ姿を見せてあげたいですね。

地域デビューしました!


まるで新米ママの公園デビューのように、自分の住んでいる地域の夏祭りを機会に、思い切って地域デビューをしました。

地域に住んで37年、大学を卒業して教職についた時期と同じです。
仕事一辺倒で地域貢献は全くしておらず、もっぱら地域は妻に任せっきりでした。この三月末に任期満了して、これからは地域にしっかり根を下ろし地域に諸先輩の皆さんと共に地域の支える活動をさせて頂こうと思っています。

いやー、若造以外の何者でも有りません。これまで最年長、これからは最年少です。誰よりも先に動かなければなりません。これまでの肩書きなんてなんの意味もありません(笑)

「力仕事も得意です、何でもやります。よろしくお願いいたします!」

先ずはテント設営でした。これは大丈夫、学校でも得意でした。でもそれぞれの流儀が有ります。出すぎない、出すぎない。
「学校にイスと長机を借りに行くぞー」「はーい!」
でしゃばり過ぎない様に、でも周りを見てキビキビ動く。まるで新入社員の様です。いや地域の新入社員でした。失礼。。

子供たちのお祭りポスターコンテストの参加作品の掲示が回ってきそうです。皆さんどうもしたくない様で、気がつくと自分しか残っていません。覚悟を決めて「例年どんな感じで掲示してるんですか?」「特に決まってない」「君に任せる」いやー、さっき子どもの掲示場所で親が何とか・・・って言ってませんでしたっけ。

これも昔取った杵柄ってところで、金賞をセンターにして、可愛い小さい子供たちの作品を真ん中に集めて・・・。
結局、これは仕切らせて頂きました。

うちの地域には立派な山車もあり、子供みこし、大人神輿もあります。そしてこの神事を仕切る団体も有ります。とってもいい人ばかりで祭り半纏で出揃うとすごい迫力でかっこいいです。でもちょっと外見怖いです(笑)

二日間のお祭りが終わりました。行事は準備と後始末が重要です。最後までお手伝いをさせて頂き、地域デビューが終了しました。安心感と充実感、そして疲労感が心地良い三日でした。

海老川でテナガエビを確認しました!

先日、海老川の生き物の観察を兼ねて清掃活動をしていると、釣りをしている方々がいたので、そばに行ってお話をお聞きすることにしました。

「何を狙っているんですか?」
足元のバケツには釣った獲物が入っているはずです。

「 ちょっと見せてもらってもいいですか?」

許可を得て覗かせて貰うと、そこにいたのは、ずっと会いたかった『テナガエビ』でした。

皆さんテナガエビを釣っていたのです。
海老川の名前の由来である『テナガエビ』が見られなくなってどのくらい経つのでしょうか。
再びテナガエビが普通に見られる海老川にしたいと思っていた自分にとって感動の一瞬でした。
「写真撮らせて貰っていいですか?」とお伺いすると、快く撮らさせて頂けました。

昔のようにはたくさんはいない様ですが、テナガエビが海老川に戻って来ているのは事実の様です。
淡水と海水が混じり合う環境がエビの繁殖には不可欠なので、海老川はとても適した川です。

5月にはハゼの稚魚も沢山いたので、ハゼ釣りをする方も増えて来るのではないかと思っています。何れにしてもどんどん戻って来ている生き物の姿が確認できることは嬉しいことです。

チョウトンボ見たことありますか?


羽が大きく、胴体が短く、蝶のようにヒラヒラと飛ぶトンボ、『チョウトンボ』を見た事がありますか?

アシやヨシ、ガマなどの湿地帯に生える植物が群生している場所を主な生息場所にしているトンボで、最近はあまり見る事が出来なくなっていたトンボですが、先日久しぶりに東町の湿地帯で見る事が出来ました。おもわず嬉しくてその姿を撮影してしまいました。

『船橋にはまだ豊かな自然環境が残っています』

首都圏からこんなに近いところに、チョウトンボの棲めるこんな豊かな自然が残っています。
本当にこの場所は船橋の宝です。

この魅力を生かした街づくりが、これからの魅力溢れる船橋の未来に繋がる。
その思いが、また強まりました。

二重川ってご存知ですか?

二重川は船橋市の北西部、鎌ケ谷市・白井市との境に流れる川で、小室の北で神崎川と合流します。
実はこの二重川は、我が家の近くを流れている川なのです。
自分が小学生だった昭和40年代はとても綺麗な川で、鮒を獲ったり水遊びをして遊んだ川でもあります。

そんな川が日本の高度成長期と共に、悪臭放つドブ川と化していく姿を見て来た自分には、再び生き物を育む綺麗な川として蘇ってきつつあるその姿が愛しくてなりません。
そしてさらに嬉しいことに、ここにはカワセミの夫婦もいるのです。

魚の稚魚もカワニナもヤマトシジミもいます。ウグイスも盛んに鳴いています。
コジュケイの声やキジの声ホトトギスの声も聞こえます。
目を凝らして水の中を見るとたくさんの生き物の姿が見えたり、耳を澄ませてみると色々な鳥の声が聞こえます。

紹介した動画は、先日早朝に二重川と、二重川に流れ込む川で撮影したものです。
ヨシが斜面を覆い遊歩道から川面が見えなくなっていたり、護岸がコンクリートの場所もありますが、明らかに生き物たちは戻ってきています。

早くこれに気づいて、大切にして守っていこうとする市民の皆さんを増やして行けるよう力を尽くして参ります。

九州北部豪雨を通して③

『水田の防災的機能と農業経営、そして学びの場としての価値の付加』

この水田は農業経営といった視点と共に、学校教育での稲作体験や市民大学の環境保全と稲作講座といった学びの場としての価値を付加させる事が出来ないかと考えています。
農業人口の減少は後継がいない事です。通常の農業経営では採算が合わない為、後継者は育っていません。

水田の教育的機能と環境保全機能、そして防災機能に対し市が価値を認め適切な支援を行う。経営を支援し、豪雨等の災害時には市民を守る遊水池の機能も持たせる。また、収穫したお米は学校給食や市民食堂といった場で提供する。環境保全と有機農法を基本とする稲作とし、収入は農業者へ、各機能的な価値に対する評価を踏まえて経営のリスクを保証する。農業・環境保全・教育・防災これを融合させた新たな農業システムの実現は難しいでしょうか。

本来、農業生産と生活は近くに在るべきだと自分は考えています。私たちの命が食べ物に支えられている以上、敢えて基本となる稲作こそ身近にあって欲しいと思います。

旬の野菜や魚・果物も同様です。船橋市にはこれが出来る環境が整っています。これが都市型農業の在るべき姿、都市型稲作農業のあるべき姿だと自分は考えています。
水田にヘイケボタルが飛び、自然環境の豊かさや、お米の実りの喜びを感じながら遊歩道を散歩する。畑で実った旬の枝豆に舌鼓を打ち、取れたてのトゲが痛いきゅうりを食べられる幸せこそ心豊かな時間であると考えます。

水田は巨大な遊水池でもあり、雨水を地下に戻す最高の機関でも有ります。水田は多くの生き物を育み、清らかな地下水は再び私たちの生活に潤いをもたらします。
自然に逆らわず、上手く受け止めながら効果的に生かせるよう工夫する。こんな視点で街づくりが出来たら幸せですね。

九州北部豪雨を通して②

『今回の九州北部豪雨が船橋を襲ったら?』

かつて暴れ川だった海老川の河川改修も進み毎年6月には海老川親水市民祭りも盛大に行われています。
今回の九州北部豪雨の被害は、集中豪雨と集中豪雨で発生した大規模な山間部の森林崩壊による流木と土砂が被害の拡大を招いたようです。

したがってこれが船橋にそのまま当てはまる訳では有りません。でも長く続く線状降雨帯による集中豪雨が船橋を襲ったらどうなるのでしょうか。先ず、台地周辺部分の土砂崩れによる被害の発生の危険と、排水能力を超えた場合の低地部分の浸水被害の発生が心配です。また台地上の水が排水しにくい場所の浸水被害も加わり、これらの浸水被害による交通網の遮断が市民の生活に大きなダメージを与える事が心配です。

大量の雨水を受け止める地下貯水管、各地域の貯水池等、現在船橋市の治水対策が進められていますが、やはり雨水を受け止めるのは河川です。残念ながら海老川上流域の河川整備は遅れています。この上流域にはよく生き物観察に行くのですが、ドブ川時代のコンクリートの垂直護岸のままのところが多いです。

これでは到底集中豪雨の雨水を受け止められません。先ず流量が大きく増えても受け止められる様、護岸を広げ斜面を緩やかなものに改修することが必要です。そして河川域の低地には水田や湿地公園など、低地を生かした整備を計画的に行うなど、河川だけでなく河川を中心とした低地部分の総合的な整備が必要です。

川が最も低地を流れています。そしてこの低地には水田が隣接しています。現在は後継者不足等から耕作放棄地となっている事が多いですが、この水田こそ、環境保全の基盤であり防災の基盤となるものです。そして、水田は巨大なダムであり、緩やかに地下に雨水を戻す機関でもあるのです。つまり雨水をスムーズに流す河川と、集中豪雨の雨水を受け止める巨大な水田と言うダムを組み合わせて整備する事が必要なのです。

これに川の高低差順に道路等と併用したミニ堤防を設け、豪雨災害時の流量調整も行い被害の拡大を防ぐ方法が有ります。
つまりこれからは河川整備はもとより、隣接する低地を総合的に整備する防災対策を進めていくことが必要です。

ある意味防災は保険です。市民には日常の生活があります。保険としての防災対策を十分に機能させながら、日常の市民生活をより豊かなものにするという視点もこれからは求められます。

次回はこの防災の視点に農業経営と教育・観光といった視点を加えて考えて見たいと思います。